小学生からのサバンナRX-7 ターボの維持修理編
A schoolchild can do restoration MAZDA RX-7 SA22C 


     
 
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  リフレッシュ編
  ◆前回までのあらすじ◆
ルーチェターボのエンジンを購入し無事搭載完了した。
色々交換してクーラーまで修理して完璧!と思ったら出先でまたエンジンがかからなくなった。
原因はブラックボックスのEGIと判断し修理しエンジンは温まっても問題なくなった。
しかし、ターボからのオイル漏れ、前回はオーバーホールして組み立てただけ。
純正を治したいので対策方法の模索がスタートした。

対策1 FC3Sの純正タービンをオーバーホールして流用できないかの確認。

FCでは純正はHT18S-2Sと書かれている日立製のターボです。
部品取りも無いので購入しました。


手前のSA22Cターボと同じ感じです。期待値爆上がり。


排気側が・・・見るから小さい。期待はしぼんでいきます。


で、FCで大きな違いは水路があること。SAはオイルだけで潤滑し冷やしていたのに、水路がありました。
正直冷やしているのかは構造をもっとよく見ないと何ともですが、ここは大きな違いです。
さらに期待値がさらに下がります。購入したのに・・・・
 

さあ、ばらしていきますよ。
今回の中古は初めて購入した業者ですが、無理に掃除していないので程度がよくわかるし、きちんと蓋をしているところはプロの意識を感じます。
前回のインジェクションを購入した業者とは違いますね。
 

ほらぁ。形状が全く違うので期待値爆下がり。


楽をして10mmのレンチで緩めようとしましたが無理でした。ちなみに反対側は14mmのソケットでした。
SAは13mmソケットだったので、やばい、一回りデカいのか?期待値がさらに下がります。
 

叩いて外します。
 

これで、簡単に取り外せました。
 

おお。これはSAにもあったスペーサーです。
これ、意外に隙間があるスペーサーだったのですが、FCでも同じなので、ここではオイル止めをしている部品ではなさそうですね。


排気側もとりはずと、同じ構造のパーツが出てきました。センターの部品が排気側に押し付けているんですよね。
 

ここも同じ穴の配置。う~ん。期待度上昇中。
 

おなじじゃねぇ?


センターの部品も外します。水路がありますが、大きさとオイルの経路も同じような形状です。
大きさもほぼ同じに見えます。
 

タービンも同じような形状ですが、ちょっと大きいかも・・・
 

カップの部品もSAとFCでは数が異なります。


さあ、比較します。
センターの部品。ちょっと高さは異なりますが、大きさは同じようです。
さらに調査が必要ですが、見た目はいけそうです。
 

タービンは大きさが違いました。一回り違う感じです。こちらは流用不可能ですね。
 

こちらは、穴の数が違うのですが同じ感じです。


こちらは全く同じでしたね。


これも同じです。


こちらはFCの方が一回りでかいので使えませんが、センターの部品は同じ大きさのようです。


ということで、流用はほぼできないという結果でした。
残念です。
では、一番重要なセンターにあるオイルが出ないための軸受け。正規名称は??
の流用を確認するため取り外します。
 

TOPの工具で取り外すと、出てきました。見た目が違います。センターにラインがあります。
おいおい。
 

ちなみにゴムは同じ大きさでした。


ココからは、見た目ではなく計測を開始します。
太い軸は10.10mmですね。※このあとマイクロメーターでも確認
 

細い軸は6.40mmですね。
 

エンジンのオーバーホール以外ではほぼ登場しないマイクロメーター。
ノギスより正確に測れますが、今回は精度はそこまで必要ない?


このFCの部品ですが、オイル穴があって、へこみに貫通しているんですが、裏にはつながってないんですよ。
 

ところがSAの部品は、オイル穴が2個と少なく、へこみには貫通しているのですが、裏には貫通しているんです。
どちらが正解なんでしょうね。
 

ということで、それぞれの数値を書き控えます。


まあ、正直流用はほとんど出来ない事がわかったということですね。
 

次の流用調査はオーバーホールキットを写真を見て想像注文して計測を予定しております。
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