小学生からのサバンナRX-7 ターボの維持修理編
A schoolchild can do restoration MAZDA RX-7 SA22C 


     
 
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車に興味をもち自分で整備を始めた初心者が作るサイト。
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初心者が悩むようなことを自分の経験で記載していきます。
ど素人私一人で作業を行っています。プロの助言と本を参考にして何処まで出来るか!
皆さんのレストアに役立てばと思い写真を多く使用して説明しております。皆さんもはまってみますか??
※サイトに書かれている作業による事故等の責任は取れません。個人の責任で作業をしてください。
I do not get responsibility of accidents by work written in a site.Please work by personal responsibility.
   
  リフレッシュ編

 



 
24万キロでエンジンが天国に召され、12Aターボをオーバーホール計画を立てたが部品が出ない。
そこで、オークションでルーチェターボのエンジンを購入し無事搭載完了した。7日間の時間を費やした。
しかし後日、まだ「調子悪いよ車検取れない」との連絡。3日間の作業で車検が取れる状態になった。
2年以上の不動期間、再塗装して10年以上。屋外保管。
そこでガレージに移動してリフレッシュ作業を開始!

エンジンはかかりました。移動もしてガレージから出しますが・・・なんかだるい。
体も病気でだるいが、エンジンのふけが悪い!
走行した結果。ウーム加速しない。トルクが無い(ロータリーは元々無いけどね)。

もう一度、配管から確認をすることにしたが、整備書も何もないので原因わからず、
そこでエンジンの師匠 REOM阿部さん の助言を頂くことに訪問してきました。
今は、仕事を引退しているのですが、なぜかFDのミッションをばらしてました。
病気の調子が良いときに作業しているようで、原因不明のバックだけ入らないミッション。
ばらしても原因が不明だそうで、いつも原因不明とか他のショップで投げ出した作業で利益出ない仕事ばかりしている阿部さんに感心。

関係無い事ですが、REOMの阿部さんはマツダディーラーの整備士時代は、

全国2位の技術を持ち、
週末はRX-3で富士を走り、
入賞し雑誌や新聞に掲載されディーラー本社にバレ、
会社公認でレースに出るようになり、
当時から一般の整備士が修理出来ない修理やクレーム車を任され、
結果を出してディーラー本社に呼ばれ・・・、

その時の経験が現在のスキルにつながっているようです。
ディーラー時代は、関東のいくつかのショップに阿部さんはよく助言や指導はしていたようです。

まあ、マツダ本社のエンジン技術者に整備書のメーカー推奨値の計算ミスや部品製造の機械の誤差まで問い合わせるハードクレーマーですからね。
旋盤を回して自分で部品加工もできるショップは、現在ではあまりみません。
部品交換や外注に出すことが多い現在では貴重なショップです。
その探求心には脱帽です。
その探求心から、過去50台以上のコスモスポーツも頼まれて修理してきたのも納得です。
※今は修理を受け付けてません。修理してくれると思わないでくださいね。ご病気ですからね。

写真は整備書を探してくれた時に出てきたルマンのチケット。
以前フランスに出張修理にいった時の方から記念品として送られてきたとか。


これは有名なパーツリストの作図ミス。FDでも直されていなかった図。
左はSAだったかな?右はコスモスポーツです。
正解はコスモスポーツの図。
この図でエンジンを組む人もいるので、過去何回か間違いエンジンを見てきたそうです。


阿部さんはちゃんと自分で分析し自分の意見で対策を話せない人は、基本門前払いです。
私もこの1年間での実施して解決方法を話してきました。
当初は、RX-7のコンピューターから、「f」の配線がないので、スリーウェイバルブを追加し、制御する方向で、ルーチェのエンジンと同じ制御をするように考えていましたが、阿部さんは、「それも良いが少しでも新しいSAの制御方法をするようにと薦められました。
また、今回の原因はダブルスロットルアクチュエーターに問題があるのではないか?を報告すると、すぐにチェックポイントを指摘!やばいすごい脳みそだ。


ちなみに、ルーチェに使われていたスリーウェイバルブの型番は写真。今は買えない。


現在ある整備書を見せて頂くと・・・
turboの配線図では「f」は使えわれていない事がわかります。でも、4つスリーウェイバルブがあるので、図は6PIなんですよね。
当時は紙なので古い図になり、新しいのはメーカーからFAXだったとか!


こんな図も見ることが出来ました。左がSA22Cturboの配管図。右はルーチェです。
SAはダブルスロットルアクチュエーターには配管1本のみ!で動作していたことがわかります。
進化してコンピューター制御が外されている!


ほら見てください。SA22Cでは、ダブルスロットルアクチュエーターはコンピューター制御されていない事がわかります。


最終的に阿部さんと相談した結果。以下の調査と対策をすることになりました。

・ダブルスロットルアクチュエーターは、基本開いていてもアイドリングが高い事が問題。原因を調査して見る事。
・SA時代の吸気温センサーは故障が多い(壊れる)のでFC時代の吸気温センサーに交換する事。そのままコネクタさえつければ流用できるため。
・ダブルスロットルアクチュエーターの配管はSA22Cにしてみては?時代がルーチェより新しい為。

ガレージに戻り調査作業です。
ということで、アイドリングが高い事を調査すると、アクセルをOFFしていても、セカンダリポートが開いていることが判明。
調整するには、写真の部分に7mmのメガネが入らなければ出来ない。
また動かないようにボンドのようなもので固定されている。
本来はいじるところではない?


角度があっても回らないので、工具を加工することにした。


でカットして削って失敗。折れてしまった。


再度チャレンジ。いい感じに出来上がった。そして、回すことができ、無事バルブを絞ることが出来た。


配管は反対側(写真では上側)に出ていたキャップをされていた配管に接続しました。
あとは整備書に書かれている配管図をチェックし、あっている事がわかりました。
吸温センサー(FCのセンサー)は、以前のエンジンで対策してあったので、その時の古いセンサーを装着しました。
※捨てなくて良かった!
でも整備書があるだけで簡単ですね。あの悩んだ日々はなんだったでしょう。
しかし、勉強は出来ました。


で結果は動画をご覧ください。
https://youtu.be/k2kHs6eFGJU

動いたぜ!今度は再走行テストに入ります。
まったく、SAとルーチェでは12Aのロータリーターボと、見た目が似たようなエンジンなのにいろんなところが同じじゃない。
ここまで来るのに本当に苦労しました。

でも、まだエンジンで気になることが・・・
アクセルをフルで踏んでもスロットルが100%まで開いていないような・・・
次の課題か?

でもその課題解決もいつ始められるのか?
実は私の体は、先日の検査で病気が再悪化していることが判明。
正直、少しづつ検査結果が良くなっていたのにがっかりです。

車の作業も1日10分ほどを繰り返してココまで進めておりました。
阿部さんのショップへの訪問だって、前日から食事制限して、訪問当日も夕方になってやっと調子が良くなってから伺いました。
もちろん阿部さんの体調も考慮して日時を合わせて行きました。

本当に健康が一番です。
ストレス対処も重要です。
ストレスは知らず知らずに体を悪くしてしまいます。

みなさんも気をつけましょう。
   
 
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