小学生からのサバンナRX-7 ターボの維持修理編
A schoolchild can do restoration MAZDA RX-7 SA22C 


     
 
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車に興味をもち自分で整備を始めた初心者が作るサイト。
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初心者が悩むようなことを自分の経験で記載していきます。
ど素人私一人で作業を行っています。プロの助言と本を参考にして何処まで出来るか!
皆さんのレストアに役立てばと思い写真を多く使用して説明しております。皆さんもはまってみますか??
※サイトに書かれている作業による事故等の責任は取れません。個人の責任で作業をしてください。
I do not get responsibility of accidents by work written in a site.Please work by personal responsibility.
   
  修理編

 



 
1.実は私が1つだけ修理していない部分があります。それはクーラーです。
マイコンでエンジン制御も「人間にできるなら俺にもできる」という持論から始まりましたが!が!
エアコンのコンプレッサーだけは以前にも書きましたがDENSOさんが部品を出してくれません。
なので、今回は東京都八王子市にある小林電装さんに伺いました。
バッテリー等の注文はいつも小林電装さんです。元YUASA八王子営業所の所長!!
えっ!ホームセンター?オートバックス?いえいえ、私はわざわざ古いものを買いません。
なぜかって!オリジナルブランド品はメーカーへ大量発注!売り切らなければ大型店は大損!なので最後の方はどうしても古くなる。
どうしても俺は熟成バッテリーがほしい人は大型店へGO!

個人店は入りづらいって?そんなのあたりまえじゃないですか!!私も最初は入りづらかってです!


2.でいつものように最初は、「金を払ってでもプロに聞け!それが最短で技術を身に着ける秘訣!」を実行です。
電装技術歴 50年の歴史をもつ社長に聞きました。
まずは「何を確認します?」
という漠然とした質問に対し「エアコンガスが残っているか確認するかなぁ」
ペンで右写真の低圧側のバルブ?を押すとプシューと出ません。
まあ、今回は漏れていることがわかり修理に来たんで!わかっていました。


3.次は鉄粉汚れがあるか確認するため、低圧側(太い方)を21mmだったかな?レンチで緩めます。
 

4.高圧側(細い方)も取り外すとちょっと汚れているが鉄粉等はありませんでした。
ただ通常の汚れではないので、掃除することは決定!
なぜ鉄粉?か思うでしょ。
実は、コンプレッサーが焼き付足りしてだめになっている場合に多いようで、その場合修理は大変になります。
じゃあ、汚れていた場合はどうするか!
それが単純な対処方法を教えていただきました。
なんとブレーキクリーナーで低圧側から高圧側へ、そして強いエアーを吹き込みます。
場合によってはブレーキクリーナー3本ぐらい使うそうです。
 

5.あと過去オーバーホールの時期を見るのに、ゴムのへたり具合も重要だとか!
きれいな台形になっていたら要注意!試験に出ますよぉ。(上底+下底)×高さ÷2!


6.RX-7の場合リキッドタンク(湿気を取る部品)この窓から見て泡がちょっと出ているのが正常。ありすぎても、なくても問題!
これ、4年ぐらいで交換した方がよい部品だそうです。もちろん、部品が出るうちに今回は注文です。


7.漏れを感知するセンサーの話をしたのですが、写真のDENSO製なんですが、先日使い切ったR-12のガスがなくなった缶に近づけただけで反応。
ちなみにセンサーを起動した直後はピーピー言っているのですが、そのうち鳴りやみ、そこから測定を開始するそうです。
知らない話はおもろい!
 

8.続いて工場をみせてもらうと旋盤が・・簡単な部品を作るそうです。


9.過去50年の歴史の部品の山。古い車のベアリングもたくさんありました。やばいよだれが・・・
 

10.で面白かったのがこれ!リレー!あれ何こてと思ったら、上のスイッチを押してセルを回すようになっているんですって。
私のイメージしたリレーはカチカチするリレーだと思っていたのですが、こんな部品があるんですね。
ダットサンの修理で使うそうで、いくつかストックがあるそうです。この部品を見てピンときたらすぐ小林電装!


11.あと最近はめっきり旋盤を使う機会が減ったそうですが、直したオルタネーターが動作するかチェックするのに写真のように使っているそうです。
 

それ以外にもたくさんの話をお聞き出来て満足です。
旧車へのクーラー取り付けもおこなってもらえるので相談してみてはいかがでしょうか?
宣伝かい!

住所は
東京都八王子市中野町2686-1 042-623-2131
ですって

停電かい!

12.部品到着し装着!掲載がないって!ないんですよ。家庭の業務優先で、こちらは出来上がり後に話を聞いてきました。
DENSO製は、クラッチとコンプレッサー本体別で両方一緒に修理(リビルト品交換)なんですが、今回電磁クラッチに不具合を発見!
どうも、加工の段階で小さなアルミカスが挟まっていたようです。社長がテストをしていて、電磁クラッチが入るとき、いつもより大きな音だったので確認したら・・
 

13.念のため電磁クラッチについて説明。エアコンのコンプレッサーにベルトがかかっている部分があるでしょ。
あれ、実は2枚に分かれているんです。その隙間0.5〜0.6mm(メーカー基準)。
電気を入れて、電磁石になって、2つの部品がガツンと密着し、コンプレッサーを回します。
ただ、それだけ!でもエアコンには重要な部品!
 

14.さて、今回の問題は急遽メーカーにクラッチのみ再送させて修理をしてくれました。
今回は、コンプレッサーのガス漏れだけ(自己申告)なのでチェック真空引きで空気を抜いて、1日たっても漏れがないかチェック。
翌日R12ガスを投入。
空気は2kぐらいなんですが、R12は20kぐらい(たしか・・・)と高いため、念のためガス検知器でチェック。
今回は車内のエアコン吹き出し口からほんのちょっと検知したそうですが、古い年式のエバポレーターの場合問題ないレベルと判断したそうです。
もちろん気になる場合は、車内のパイプからエバポレーターまで交換しますが、古い車種はダッシュボードからすべて取り外して、最後に出てくる部品。
自分でやると過去の経験から丸1日は必要な作業。
プロに頼んだら手数料は高額になるのは間違いなし!
この辺りはあなたの判断で!

今回は、今は生産していないR-12です。なぜあるかって?
実はメーカーが回収品を再販しているようです。そのため非常ーに高い!
 

15.環境を考えた場合代替えフロンですが。
R12の代替えといっても実はHFC134aの90%以上入ったガスで添加剤が、R-12のガスパッキン等を保護しているだけのようです。
よってR12代替えといってもしょせん134a。
134aはメーカーしての圧力で補充しないときちんと機能しません。高すぎても、低すぎてもだめ。
R12より高い圧になるため、R12車両に投入する場合、パッキン等は交換しないと漏れやすいようです。
また、R12で漏れていなかった場合でも古くなったエバポレーターやコンデンサーから圧が高くなることで漏れるようです。
要するに、134a用に新たに作成してあげないと不具合の出る確率が高いそうです。
 

16.また容量も多ければいいってもんじゃありません。R12の80%を目安にするそうです。
ということは、代替えじゃなくて安い134aでもいい?このほかにもたくさんのメーカーから販売されていますので。
今後実験をしてR12以外でテストですね。
でも134aって二酸化炭素が多い?かなにかでこちらも環境にはよろしくない記事を読んだ覚えが・・・
勉強します。


17.今回RX-7 SA22Cで交換した部品番号を掲載します。ゴムパッキンです。


18.こちらはレシーバーです。
 

19.さて、続いては漏れ発見装置(蛍光塗料)です。これをエアコンガスと一緒に入れてメガネで漏れている個所を確認です。
スナップオン(ブルーポイント)製でした。


20.最後にこの部品知ってます?エキスバンジョンバルブです。最近の車はボックス型ですが、旧車はL型です。
この部品で温度変化を読み取って、バルブを解放したり閉めたりします。
実は、調整ができまして、左の写真の六角を右に回すと閉まり感度がよくなります。
難度が、車をばらしてみていた部品で調整方法等を理解しておりませんでした。
 
   
 
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