小学生からのNSR250R MC16整備編 |
|
|
エンジンは始動するのでテスト走行へ パンパンいう。バックファイヤー。加速しない。パワーがない? 片肺治ったんじゃないの?あれれ? ![]() またまたばらします。 今回は珍しく上記の問題を「バックファイヤー」でネット検索すると・・・ 「コントロールユニットの故障」 「CDIパンク」 「リードバルブの故障」 など出てくるが、過去リードバルブ以外は問題切り分けしているので、リードバルブ? となったが、構造を調べてみると、リードバルブが混合気の逆流を防ぎ吸気を流し込む役割。 それが、排気でパンというかというと・・・違うんじゃねぇ。 ということで、ネット情報を無視して、基本を確認することにしました。 ![]() キャブ(燃料と空気)は何度も整備したので、火(スパーク)を疑うことにしました。 まずは、発電状況を確認ということで、おおもとのACジェネレータを確認。以前も確認しているのですが改めて! 今回は珍しく整備書を見ての作業です。 コネクターの3ピンの抵抗値を確認します。 ![]() あれ、整備書にある0.9オームを超えている・・・ でもね。コイルで発電しているコイルの抵抗値でしょ。 温度も関係して抵抗値が多少上振れているんじゃねぇ?と無視 ![]() 3相とも同じような抵抗なので問題ないと判断しました。 ![]() 続いて、エンジンがかかるようになったので、エンジンをかけてバッテリー電圧を計測。 おっと、12V じゃん。発電してないではなく、変換失敗しているじゃん。 いつものレギュレーターの問題です。 ![]() じゃーじゃーん。 以前購入していた。流用できるんじゃねぇ?の格安流用レギュレーターです。 MC16 用の純正はお高いし新品は手に入らない。 ので別の車種を流用します。 過去、TZR50で適当なレギュレーター交換したときに、あのあとチェンジニアになりたくないので構造を理解しておりました。 その結果から流用可能ではないかというレギュレーターを入手。 ![]() NSRの整備に詳しい方はお気づき?でしょう。 流用レギュレーターはIG端子があります。 NSR250R MC16は無いのが正解ですが、私はIGを付けたいと思いあえて購入しました。 IG線は電圧を見て適正にしてくれるわけで、初期の古いバイクにはなかったのでしょうね。※推測 壊れないようにしたいので、しっかり対策品にバージョンアップさせます。 ![]() これが純正のレギュレーター端子です。MC16はプラスとマイナスのみなんですよ。 ![]() 大きさ合っているでしょ。 ばっちり装着出来ました。 ![]() コネクターの形状も同じような250型を選んだのですが、そのまま装着は出来ませんでした。泣。 端子のみ抜いて、コネクタのみ純正を使って装着しました。 ![]() エンジン始動し確認すると「よっしゃー」電圧上がりました。 パンクしそうな電圧ですが、近所を走りパワーが戻った事を確認。 1速で10000回転までふけあがる。これぞ2スト!と感じで走り回りました。 でね、電圧が高いのは黒い線を解放しているからなので、バッテリー電圧を取るように改造します。 ※このまま走行していると、コントロールユニットなども故障を広げるだけですからね。 ![]() 整備書をみると、一番近いのがコントロールユニットの 茶=青 であることが判明。 念のためキーを入れて12Vの電圧が来ていることが確認出来ました。 ![]() コネクターからピンを外すと、110型でした。 ![]() 写真の左にあるコネクター用の110型で分岐を作ります。 右側は110型でもコネクターに使えないんですよね。 以前も書きましたが、コネクターをそのまま分岐させる方法は、もとに戻せるようにするためです。 ![]() スリーブを付けておりますが、防水を考えテープで補強しました。 ![]() エンジン始動前「12.75V」 エンジン始動後「14.96V」 いい感じに発電しております。 今度こそいつもの20分ほどのテスト走行へいきたいと考えております。 ![]() 今気が付いた。 ![]() 先日、倉庫から出るときに こけた のですが、ミラーがわれたようです。 よく見るとリアウィンカーにもヒビが・・・ カウルにもこすったような跡が・・・ おいおい。年齢には勝てない! ![]() 純正高いんだよなぁ。泣 あと、ネットの情報(動画)は、その人の経験が撮影されているだけで、症状が同じだから同じ修理ではないんですよね。 動画は収益につながるから、信頼できない情報やくだらない情報でも面白いように掲載されているんですよね。 ※私は他人の修理方法を批判したくないので良い評価しか付けません。 修理相談で持ち込まれても 「ネットにある修理はしたんだけど治らない」 という事例が多い。 修理の格言!!※すべては出来てませんが・・・ 「構造と意味を理解してから修理に望む事」 「人間が作ったものは修理できる。それを可能にしたのがネット時代」 イヤー今回のバイクも面白かった。 エンジンかかる状態で譲ってもらったんですけどね。 簡単に走れると思ったら、こんなに長い修理記事になっちゃいました。 予定では組み立ててGO!!だったんですけどね。 MC16 は交換できる部品が少ないのでさらに面白かった。 CDIやレギュレーターなど流用品や構造を勉強することが出来ました。 注意: 詳しい流用情報を掲載しないのは、過去、修理を詳しく掲載し嫌なことがあったため。 それ以降、ネットにある情報より詳しい内容(部品番号や配線図など)を掲載しないようにしております。 あと、申し訳ないのですがメールでの問い合わせも受け付けておりません。 |
||||
このサイトで公開している文章、画像の全ては私に著作権があります。 無断使用、無断転写はご遠慮くださいませ。 |