13B完全オーバーホール
なかなか写真を撮りながらだと難しい13B完全オーバーホールを掲載します。
今回はFC3S カブリオレ 前期エンジン オイル漏れをしたということでエンジンオーバーホールをお願いされた。
お金をかけないことを希望されたので、最低限の部品で考えています。
もちろん、ここでの内容は、今まで関係した方々の助言からできるようになった技術のため個人での作業はすすめません。
専門の本も持っていませんし、独学ですので責任はとれません。
レースで短時間走るエンジンなら問題ないのですが、一般に利用するエンジンは故障することは命にかかわります。
ここでのサイトの掲載された内容での
まずは中古で手に入れた後期のエンジンオーバーホールから・・このサイトでも数箇所でエンジンをオーバーホールを掲載しているのですが、作業中の写真を取るのは本当にむずかしい。手は汚れているし!時間はかかるし!今回は頑張って掲載します。
平行して作業をしているので、進まないかも知れませんがすいません!
今回の作業時間は工具準備も含め 12:00-20:00 合計8時間の作業です。
1.このような状況のエンジンが用意されていました。ここまでは私の作業ではないので良くわかりませんが、長い時間保管?されていたようです。まずは、フライホイールの回転を止めるストッパーを装着します。
2.まずはオイルを抜きます。次にオイルパンにあるボルトをすべて外します。スクレーパーのようなものでシール材をはがします。
3.次にオイルポンプ側のカバーを外します。今回はウォーターポンプとボルトが外されていました。
このあたりは、このエンジンをオーバーホールしようとしていたオーナーが外しておりました。
4.オイルポンプ本体です。ワッシャーをマイナスドライバーで平らにしておきます。
ギアも外します。ここでは、長方形のピンが外れていましたが、本来は外してから作業します。
5.平らにしたワッシャーとナットを外し、ギヤをチェーンごと外します。カウンターウェイトも外します。
6.ポンプ本体は、ナットを4箇所外すと簡単に取り外せます。
下側にあったオイル吸い上げ口も2箇所のナットを外します。
7.ベアリングを外します。
次にボルトを外して、カバーを取り外します。
8.また同じベアリングが出てきます。エキセントリックシャフトを支えるワッシャーを外します。
最後に、大きなワッシャーを外して、ギアが取り外して終了です。
9.残ったホースやオイルフィルターを外し、エンジン本体に取り掛かる準備をします。
10.フライホイールのセンターのナットを外します。54mmのソケットが必要です。
次に専用工具で外すのですが、今回は外れず、結局ハンマーでがん!
11.センターのナットを外します。そしてかまぼこ型のピンを取り外すと、本体がぽろっと外せます。
12.エンジン本体のロングナットをすべて外します。
ショックレスハンマーでガン!これで取り外せます。
13.ここからは、雑誌でもよく見る光景です。この際にオイルで細かい部品がいろんなところに付いて落とすことがあるので注意しましょう。
14.写真のようなピンが刺さっており、各ハウジングを支えています。これを引き抜きます。
専用工具もありますが、普通のボルトで応用できます。
15.ローター本体です。細かい部品はすべてつけておきます。
できれば、写真のようなトレーを用意しておくと便利です。方向や、付いてた場所を間違わないように注意しましょう。
16.ハウジング本体も外します。
17.次が面倒です。センターの曲がっているエキセンにあわせてハウジングを外すのですが、一人でやるのは大変です。
傷には十分注意しましょう。
18.また、14.と同じようにピンを外します。
19.エキセン本体を外します。
20.写真のようにエキセンを取り外します。
21.ローターを外します。ここでも、細かい部品をなくさないように注意しましょう。
22.これで最後です。
23.このようにきれいに順番どおり並べると組み付けるのに楽です。
24.ローター本体ですが、再度に2箇所オイル円のシールがあります。必ず、その下には波を打ったバネがあります。
この部品も組み付けるとき、同じところにつけるためにきちんと解るように保管しましょう。
25.アペックスシールは、3分割でした。この部品はもうありません。いま注文しても2分割になります。
アペックスのしたには、2本のバネが出てきます。なくさないようにしましょう。
ゴム類の部品は再利用不可能です。
26.各部品は箱に入れます。このあたりは、手作りか100円ショップのケースを流用するとよいでしょう。
また、ローターには数字が刻印されているので、それを参考に外した場所を覚えておきます。
27.洗浄は灯油で行います。真鍮ブラシをメインにきれいにします。どうしても取れない場合は、スクレーパー等で落とします。
最後に、灯油を洗車機のように高圧で水を吹き付けて落とします。念入りに水気を飛ばしてください。
次は、注文した新品部品を細かく紹介します。
ここでは、できる限り流用するため、部品は同じように組めるように場所を間違わないようにしております。
この部品を使って搭載作業をさらに詳しく掲載。詳細はこちら。